サックスは、とてもスタイリッシュで洗練された楽器で、その音色はもとより見た目においても憧れる方が多いのではないでしょうか。
また管楽器の中では比較的音を出しやすい事もあり、新しい趣味として始めようという人が多い傾向にあります。
とは言っても、これからサックスを始めてみようという人にとっては、わからない事がたくさんあるのが現実です。
この記事では、サックスを始めるために必要なもの、練習方法、注意点などを詳しく解説します。
この記事を読んでもらいたい人
これからサックスを始めてみよう、という人に向けた記事になっています。
また実際にサックスを購入してみたものの途方に暮れている人にも、十分役に立つ内容です。
サックスの始め方
それでは、サックスの始め方を順を追って解説していきましょう。
お気に入りのサックスを見付けよう
さっそく横道にそれたように感じるかもしれませんが、最初に知っておくと良い事があります。
それは、サックスには種類があるという事です。
最もよく目にするサックスとしてはアルトサックス、テナーサックスがあり、次いでソプラノサックス、バリトンサックスがあります。
その他にもいくつか種類がありますが、上記の4種類知っておくと良いでしょう。
この4種類の中から、自分のイメージに合うサウンドやルックスのサックスをみつけましょう。
気に入った種類のサックスを始めると良いのですが、初心者におすすめ出来るのはアルトサックスかテナーサックスです。
楽器店に実物を見に行ったり、ライブに足を運ぶほか、YouTubeで検索してみるのも良いでしょう。
道具をそろえよう
サックスを始めるにはサックス本体、マウスピース、リード、ストラップ、メンテナンス用品が必要です。
どれも色んな価格帯のものがあります。
最初のうちに高価なものを使う必要はなく、むしろ慣れて好みがわかるようになってから良いものに買い替えるのが得策です。
- サックス本体
数万円から100万円台まで、かなりの種類があります。 最近は数万円のサックスでも音が出ないという事はないようですが、メンテナンス性が低いのが難点です。 それを考慮すると、名前の通ったメーカーの10万円台くらいのモデルがおすすです。 - マウスピース
音を出すうえで最も大事なパーツで、ほとんどの場合サックス本体に付属しています。 しかしセルマー、ヤマハ、ヤナギサワ以外のサックスであれば、別途購入をおすすめします。 価格と精度を考えると、ヤマハのものが良いでしょう。 - リード
これが無いとサックスは音が出ない上に、消耗品です。 多種多様なメーカーとモデルがありますが、最初はどれでも良いので柔らか目のものを選びます。 具体的には2半とかMSとかいわれる硬さのものが良いでしょう。 - ストラップ
基本的にサックス本体に付属しているもので大丈夫です。 - メンテナンス用品
コルクグリス、クリーニングスワブ、クロス、クリーニングペーパーなどがあります。 これらを使ってサックス本体を大事にメンテナンスし、愛着をもって長く使っていきましょう。
音を出そう
先ずは音の出し方を学びましょう。
独学の場合は、1冊だけ初心者用の教則本を用意して進めましょう。
サックスの構え方、息の使い方を練習していきます。
始めは音を出すので精一杯かもしれません。
慣れてきたら徐々に指使いを覚えていきましょう。
練習を続けよう
サックスを習得するには、定期的な練習が効果的です。
週に数回ほど練習すると良いでしょう。
最初は15分程で疲れるかもしれませんが、徐々に練習時間を伸ばしていけば大丈夫です。
習いに行こう
サックスは、姿勢や吹き方、指の運び方など、習得すべきことがたくさんあります。
これらを独学で学ぶのは、かなり効率が悪い方法です。
初心者の場合は、プロの先生からレッスンを受ける事が最も効率的な習得方法と言えるでしょう。
レッスンでは、習得具合に合わせた適切な指導を受けることが出来ます。
動画を観よう
ただしレッスンに通うには時間もお金も必要です。
これらに余裕がない場合は、YouTubeなどでレッスン動画を視聴して学んでいきましょう。
レッスン動画は無料で気軽に観ることが出来るのがメリットですが、実際に自分が正しく出来ているかという判断が難しいのがデメリットです。
このメリットと・デメリットを比較してレッスンに通うか否かを決めるのが良いでしょう。
演奏の場を訪れよう
ある程度練習してサックスに慣れたら、実際にサックスを演奏している場に足を運びましょう。
地元で音楽イベントを行っているカフェやバーなどがきっとあるはずです。
そういった場所を訪れることで、同じサックス好きの人に出会うことがあるでしょう。
人との出会いが、サックスを続けるモチベーション維持に繋がります。
また、演奏機会を得ることが出来れば、大きなステップアップへのチャンスになること請け合いです。
演奏の楽しみを知ることが出来れば、より深くサックスと付き合えるでしょう。
まとめ
サックスは、初めての人でも楽しく上達することができる楽器です。
まずは自分の好みに合ったサックスを選び、必要な道具をそろえます。
基本的な演奏方法を学んで練習を継続すれば、どんどん上達していく事でしょう。
また、レッスンを受けたり演奏の場へ訪れることで、より一層サックスの魅力を味わう事が出来ます。
コメント